先日の向日市での支援にて
到着前にアナウンス→寝てたが起きる
車が施設に到着→半目で気にしながら寝続ける通常なら「⚫︎⚫︎くん、着いたよ、起きて」
というけど、僕は起きてることを知ってるからもちろん見逃さない
親御さんなら「はよしなさい」だけで終わるところを丁寧に紐解いてく…
— ASTEP@放デイのぼやき (@ASTEP1290957) August 24, 2026
先日、とあるASTEP事業所でお手伝いをさせてもらっている際、ある出来事がありました。
その日は車で遠征、亀岡運動公園へ水遊びをしに行きました。
たくさん遊んでリフレッシュ!帰りの車内の出来事でした。
ASTEP到着前にアナウンスをして「もうすぐ着くよ、降りる準備をしようか~」と予告
起きたくない気持ちもあったのか、でも何度か予告をして様子見をしていました。
車が施設に到着しても、なかなか起きることができませんでした。
普段であれば「〇〇くん、着いたよ。起きようか」と声をかける場面です。
でも、その日は少し違う関わりを選びました。
なぜなら、僕はその子が「起きていること」を知っていたからです。
目を閉じているけれど、周囲の状況は感じている。僕の声も聞こえている。でも、今すぐ動く準備ができていない。
そんな状態だと感じました。
ここで大人が、
「もう着いてるよ!」
「みんな待ってるよ!」
と言えば、その場は動くかもしれません。
でも、それで本当に育てたい力は育つの?と問いを立てたわけです。
なぜなら、僕たちが大切にしているのは「言われたから動く力」ではないからです。
自分で考える力(考えてみる力)
困った時に誰かに相談する力
失敗した時に振り返って次につなげる力
だからこそ、少し時間をかけて聞きました。
「自分ではどうしようと思った?」
「周りにはどんな影響があると思う?」
「次に同じことが起きたらどうする?」
これは責めるための質問ではありません。
自分自身を理解するための質問です。
支援で一番避けたいこと
僕たち大人は、子どもが困っているとすぐに答えを渡したくなります。
「こうするべきだよ」
「次から気をつけようね」
もちろん、それが必要な場面もあります。
でも、いつも大人が正解を渡してしまうと、子どもは少しずつ
「大人が求めている答えを探す」
ようになったりします。
本当はどうしたかったのか?
その部分と十分に向き合ってほしいのに
「大人は何と言ってほしいんだろう」
を考えるようになる。
一見、素直で良い子に見えるかもしれません。
でも、その子が大人になった時に必要なのは「正解を当てる力」ではなく「自分で選択する力」やと思いますから。
特性のある子は失敗に敏感、失敗を極度に恐れている、失敗するとそれを学習してチャレンジすることが難しくなる
よく言われることですが、半分は合ってて半分は嘘やと思ってます。
果たしてその失敗を経験させるときに、失敗しても許される環境になっているのか?そうした大人がいるのか?
もしも環境や大人が用意されてなければ、失敗は失敗としての体験で終わり、結果敏感になり、恐れるようになり、チャレンジに億劫になったりする。
結局私たち次第ということです。
失敗は、必ず成長の材料になります。
僕たちが目指しているのは、失敗しない子を育てることではないです。
失敗した時に、チャレンジに焦点を当てて称えつつ
「次はどうしたらいいかな」
と考えられる人になってほしい。
そのためには、子ども自身が考える時間が必要になります。
大人から見ると
「注意すれば終わること」
でも、その数分間のやり取りの中に、その子の未来につながる大切な学びがあります。
放課後等デイサービスの役割
放課後等デイサービスは、ただ預かる場所ではありません。少なくともASTEPは違います。
学校でも家庭でもない「社会に出る前の練習場所」であり「小さな社会の場」だと思って、それに近しい環境を作っています。
失敗した時の立て直し方
困った時の助けの求め方
自分の気持ちの伝え方
そういった、人生を豊かにする力を少しずつ身につけていく場所です。
だから僕たちASTEPは、目の前の行動だけを見るのではなく
を考えています。
今回の出来事も、単純に「起きられなかった」という話ではありません。
周囲への影響を考えること
次の行動を自分で選ぶこと
その経験の入り口だったのだと思います。
少なくとも支援は、子どもの代わりに人生を整えてあげることではありません。
「自分の人生を自分で歩いていけるように、一緒に考えること」
なんだと思います。
今日できなかったことが、明日できるようになる。
その変化を急がず、でも確実に信じて関わってく。
それが、僕たちASTEPが大切にしている支援です。
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