目次
私たちが安全に向き合う理由
ASTEP(発達支援)の現場では、毎日たくさんの「できた!」が生まれています。
苦手だった活動にちょっと挑戦できた日
誰かと一緒に遊ぶ楽しさを知れた日
その一つひとつが、子どもたちの成長の証ですね。
しかし同時に、私たちは決して忘れてはいけないことがあります。
それは、子どもたちを預かるということは、その命と未来を預かるということ。
という責任です。
100回中99回安全だった、では足りない
例えば、100回支援を行って、その中で1回だけ危険な場面があったとします。
私たち支援者は、その1回を振り返ります。
「予測できなかった?」
「環境設定に改善できる部分はなかった?」
「支援方法は適切だった?」
原因を分析し、次につなげようとします。
でも、視点を転じてみると、保護者の方にとっては違います。
大切なお子さんが危険な状況になった。
その事実は、99回安全だったことよりも強く心に残る。
「見えていないところでも危険があるんじゃないか?」
そう感じるのは当然のことです。
私たちは、その不安を決して「心配しすぎ」とは考えません。
それだけ大切なお子さんを預けてくださっているからこその気持ちだからです。
私たちは100%の安全を諦めない
じゃあ、支援における100%とは何だろう?
これは、残念ながら、人と人が関わる世界に「絶対」はありません。
子どもの気持ちは毎日変わります。コンディションも日によって気候によって状況によって変わります。
発達支援は、決められた動きをする機械ではありません。
目の前にいる一人ひとりの子どもを見て、その瞬間に必要な関わりを考える仕事です。
だからこそ私たちは、「100%事故が起きない」という約束ではなく「100%安全を守る努力を続ける」
という約束を大切にしていかなければいけないと、そう考えています。
安全とは、挑戦を止めることではない
子どもの成長には何が必要か?
たくさんの要素はあるかと思いますが、まずASTEPとして1番に出てくるのが『挑戦』
初めてやること。少し難しいこと。失敗するかもしれないこと。
そこには必ず小さなリスクがありますよね。
しかし、リスクを恐れて何も経験させることができなければ、子どもが成長する機会も失われてしまいます。
私たちが目指す安全は
「危ないからやらせない安全」ではありません。
「安心して挑戦できる環境を作る安全」です。
子どもが一歩踏み出せるように、大人側である支援者が準備をする。
それが支援者の役割だと思います。
1回の出来事から逃げない
私たちは、もし何かが起きた時
「仕方なかった」
「いつもは大丈夫だった」
という言葉で終わらせません。
その1回には、改善するための大切なヒントが必ず隠れていますから。
環境を見る視点
支援方法を見る視点
チームとしての連携を見る視点
…etc
そのすべてを見直します。
なぜなら、昨日より安全な支援を作ることが、子どもたちへの責任だから。
ASTEPが大切にしていること
私たちは、子どもたちの可能性を信じています。
そして同時に、その可能性を伸ばすためには「安心できる土台」が必要ですよね。
安心と挑戦
守ることと、自分で進む力を育てること
一見すると相反するように見えるものを、私たちはどちらか一方ではなく、両方大切にしています。
だからこそ、私たちは安全について「100%です」と簡単には言いません。
なぜなら、発達支援は機械操作のような仕事ではなく、人と人が向き合う仕事だから。
子どもたちは一人ひとり違います。
昨日できたことが今日は難しいこともあります。
いつも落ち着いている場所でも、その日の気持ちや体調によって変化することがあります。
人が関わる以上、未来のすべてを予測し、すべてをコントロールすることはできません。
だから「絶対に何も起きません」という言葉で安心を約束することは、私たちの考える責任ある姿勢ではありません。
では、なぜ100%と言い切らないのか。
それは、100%を諦めているからではありません。
むしろ逆です。
100%の安全を本気で目指しているからこそ、簡単に100%と言いません。
私たちが約束したい100%は「何も起こらない」という数字ではありません。
毎回、危険を予測すること。
毎回、環境を整えること。
毎回、支援者同士で考え共有すること。
そして、もし想定外のことが起きた時には、そこから逃げずに原因を考え、次の安全につなげること。
その一つひとつに100%向き合うことです。
支援に完成形はありません。だからこそ、
考え続ける。
改善し続ける。
昨日より今日、今日より明日、より安心して過ごせる場所をつくる。
それが、子どもたちとご家族から信頼していただくための、私たちASTEPの責任だと思います◎
お問い合わせはこちら

