発達障がい児の『話を聞くための姿勢づくり』ASTEPの取り組みを紹介します!

京都府乙訓郡向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)発達障がい児の『話を聞くための姿勢づくり』について紹介します!

ASTEPを利用する保護者さんのお悩みに、『お話をじっと聞くことができない』というご相談をよくお受けします。

その多くは、座るのは座るけれど、全く話を聞かずにキョロキョロと周りに注意を取られた結果、お話の内容を全く理解できていない。というものです。

こういったご相談を受けたときに先ずお話をさせてもらうことは『話を聞く姿勢・態度』についてです。

話を聞くことが困難な子どもさんの多くは『姿勢』に問題を抱えている場合が多いのです。

そもそも話を聞くためには、まずは姿勢づくりがスモールステップの第一歩だと考えています。

話を聞くことができない子どもさんのほとんどは、座って間もなく姿勢が崩れたり、姿勢を保つのが難しい子どもさんが多く、地べたや椅子に座っていても姿勢が崩れてしまったり、椅子の上であぐらをかいたり足を組んだり、机に肘を立てて頭を支えていたり…

中には、姿勢を保持するのがしんどくなって、床に寝転んでしまうという事もあります。

また、姿勢の保つことが難しいので、体を支える事に意識は入り込みすぎて、勉強や作業に集中出来ないことも多く見受けられています。

そんな、話を聞くこと=姿勢を保つことが難しい子どもさんに対してASTEPが行っている支援について、一部紹介していきますので是非参考にしてくださいね!

【ブログ執筆者】
京都府乙訓郡向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)自己紹介

スポーツ指導員の専門学校(専攻はチャイルドスポーツ指導員)を卒業後、運動療育をメインとした児童発達支援の施設で勤務。
ASTEPでは、主に運動担当の指導員として支援活動に従事しています。フィットネスインストラクターや健康運動実践指導者など、体づくりや運動にまつわる資格を数多く取得し、現在ASTEPで子どもたちへ実践しています。

姿勢を保つことができない理由

京都府乙訓郡向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)発達障がい児の『話を聞くための姿勢づくり』について紹介します!

子どもさんが姿勢の保持ができない理由には、さまざまな背景が考えられます。まずは、どのような理由から姿勢を保つころができないのかを観察する必要があります。

▷体力の不足

発達障がいの子どもさんがは、体力不足が原因で疲れやすい特徴があったり、筋肉の発達が遅れから体幹の機能が弱いことがあります。

筋肉の発達が遅れていると姿勢を正すこと、姿勢を保持するのも困難となるため、体が傾いたりフラフラと動いてしまうことがあります。

▷ボディイメージの乏しさ

発達障がいの子どもさんは、ボディイメージの乏しさから、自分の体の部位がどのような状態になっているのか分からない場合があります。

ボディイメージを捕らえることが困難であるため、自分では正しい姿勢をしていると思っていても、実際には体が曲がっていたり手足の向きがチグハグだということがあります。

▷体との不一致

物理的な要因として、椅子や机が体に合っていない場合があります。

子どもさんの体とマッチしていないために、正しい姿勢を保持すること、座っていること自体が辛くなってしまいます。

椅子や机は体に合ったサイズでも、座り心地や感触が悪いだけで姿勢が崩れてしまう要因となります。

▷感覚の過敏性

体の感覚がとても敏感となる『感覚過敏』という特徴を持っている場合、椅子の座面や背もたれなどの接地面に対して不快に感じることがあります。

聴覚過敏や視覚過敏を持っていると、それらの感覚過敏の特性から集中が出来ず、姿勢の保持も難しくなります。

▷特性による多動性

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもさんの場合、多動性の特徴が強いことがあります。

多動性の特徴から、その場に留まっていることが難しくなり、体がフワフワと動いてしまったり、その場から立ち歩いてしまうことがあります。

▷座ることに慣れていない

普段から正しい姿勢をとることが少ないことから、姿勢に対しての意識が乏しく、体勢を保持するのが難しくなります。

あぐらのかきかた、正座のしかた、椅子の座りかたなど、それぞれの『座り方』を知らない子どもさんは、座ることに慣れていない場合があります。

姿勢を保つための取り組み・支援の方法

姿勢を保つための取り組み・支援の方法

姿勢の保持が難しい子どもさんに対して、ASTEPではどのように支援を行っているのか、順に紹介していきます。

▷体力を使う活動を行う

体力をつける活動には様々ありますが、屋外では公園(主に遊具やアスレチックがあるような公園)、室内では運動療育として体幹運動、サーキットトレーニング、ストレッチなどを活動に取り入れています。

また、ゲームの中で遊びながら体を動かすことのできるゲームなども上手く取り入れた活動を実践しています。

公園遊びでは鬼ごっこやだるまさんが転んだなどのゲーム性のある遊びを取り入れること、また、日々のお手伝いを遊び感覚となるよう工夫することで、子どもさんの体力向上を見込むことができますので、是非家庭でも実践してもらいたいですね!

▷ボディイメージの向上

ボディイメージの理解が乏しく、自分の体の動きや位置の把握が難しい子に対して、全身の部位を使う『粗大運動』、手先などの細かい動き『微細運動』を取り入れた活動を行っています。

どちらもボディイメージを持たせるためには重要な動きになるため、遊びや運動療育の中で『粗大運動』を行い、作業や課題など机上のトレーニングで『微細運動』を取り入れています。

また、実際に姿勢が崩れている場面を撮影して写真で見てもらったり、指導員が子どもさんの体を誘導し、正しい姿勢への体の位置を理解してもらうなどの支援を行っています。

▷環境を整える

感覚過敏で集中が出来ない子には環境を整えることも重要です。

音に敏感な場合には、メインの訓練室ではなく相談室で静かな環境で作業を行ってもらったり、イヤーマフや耳栓などを使用させる方法で対策をしています。

視覚過敏の子の場合、視界に気になるものが入らないように物をどかす、座る向きなどを調整するなどの配慮を行っています。

お家で取り組む際は、部屋の明るさなども調整されるといいかもしれませんね!

▷体に合う椅子・机を準備する

座る姿勢が保持できない場合には、その子に合った椅子や机を用意することが望ましいです。

ASTEPでは、高さなどを調整できる椅子・机の準備がないため、座面に座り心地の良いクッションを用意したり、お尻が椅子から滑らないように滑り止めのマットを敷くなどの工夫を行っています。

椅子や机の高さが合わない場合には、足元に足置き台を置くなどをして対策しています。

▷正しい姿勢を教える

正しい姿勢が分からない場合、かっこいい姿勢の取りかたを教えています。

良い姿勢を伝えたいときは、指導員が正しい姿勢のお手本を見せたり、上手に出来るお友達を参考にしてもらう言葉掛けを行っています。

親御さんがお手本を見せて子どもさんに根気よく教えながら癖付けていきたいですね!

▷姿勢を取る場面を作る

正しい姿勢をとる場面を設定することも大事なことですね。

ASTEPでは利用毎に必ず『終わりの会』を設定しています。

子どもたちへは「終わりの会はかっこよく座る」ことを約束としてインプットをしています

ご家庭では、おやつを食べる時だけは正しい姿勢で食べることを促したり、宿題の最初の5分間は良い姿勢をするなど取り入れても良いかもしれませんね!

▷動いても良いことを伝える

多動性の特徴を持っている子に対しては、長時間その場で綺麗な姿勢を取らせ続けるのは苦痛ですし、ストレスなどからイライラして姿勢が崩れたりすることがあります。

そのため、子どもさん本人に時間を決めてもらい、課題に取り組む前に座る前におもいっきり遊んでもらうことで、先に発散をさせる工夫を入れたりしています。

また、座っている時に集中が切れて動いてしまう場合を想定して、事前に『動いてもいいこと』を伝えるのは非常に有効な手段です。

定期的にストレッチや伸びなど体を動かす時間を取り入れたり、立ち歩いても良い時間を設定することで、オンオフを切り替える機会を与えます。

その際、姿勢が崩れたまま取り組むのはNGであることも明確に伝え、理解を促せると◎ですね!

さいごに

京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)さいごに

人の話を聞くための第一歩は『姿勢の保持』であることをお伝えしてきました。

正しい姿勢の保持が難しい子どもさんには、様々な理由が考えられます。

机に肘を置いたり椅子であぐらをかいているような子どもさんは、実は必死に姿勢を保持しようと頑張っていることがほとんどです。

家庭で子育てをされている親御さんについては、子どもさんが姿勢の保持が出来ない理由を分析・理解をし、子どもさんの状態や特性を考えて根気よく支援していきましょう!

支援においては『姿勢の保持』だけに集中しすぎると子どもさんも辛くなってしまいます。

そのため、遊びや運動のなどの活動の中で姿勢の保持につなげられる様に支援を行うと良いですね!

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どうも!ASTEPホームページ管理人です! 京都の乙訓圏域で放デイを運営しながら、積極的に現場に入って福祉の現状の改善に奔走しています。 InstagramやX(旧Twitter)ゆる~く更新してます★ どうぞご覧あれ~◎

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