障がいのあるお子さんを支援していく中で、たまに「自分には足りないものがある」とか、「事業所のせいでうまくいかない」と感じることがあるかもしれません。
たとえば、支援力が足りないからうまくいかない、だからもっと支援力を高めたい、なんて思うことがあると思います。
また、もし自分がいるチームがうまくいっていなくて、それが原因だと感じるなら、チーム力をもっと強くしたいと思うかもしれません。
さらには、人間関係がうまくいかないことで悩んでいることもあるかもしれません。そんな時、自分がどんな状況でも安定していられたらいいなと思うこともありますよね。
そんな感じで、色んな思いがあるかもしれませんが、僕はこの「支援力」「チーム力」「セルフマネジメント力」の3つを総じて『人間力』だと説いています。
支援をうまく進めていくためにはとっても大事な力だと思っていますし、特にASTEPの若い支援者には、独自に研修を行っています。
決して知識や経験だけでは太刀打ちできない場面がわんさかあるのが支援の現場。だからこそ僕は知識・技術・経験・資格(もちろん大事だよ)<人間力だと説いています。
じゃあ、なんでこの『人間力』が大事なのかっていうとですね~
「支援力」「チーム力」「セルフマネジメント力」は、それぞれが深くつながっているんです。
どれか一つだけ突出していても、他の部分がうまくいっていなかったら、結局は事業所にとって大きな問題になってしまって、お子さんや親御さんへの支援がうまくいかなかったり、支援者の退職が増えたりするんです。そんな結果になっちゃうことが多いんですよ。
たとえば、支援力がアップしても、チームが協力的じゃないと、せっかくの支援技術が活かせませんよね。みんながバラバラな方向を向いているチームでは、ご想像のとおり上手くいきません。
でも逆に、みんなが同じ方向を向いていて、お互いの意見を認め合い、今の支援技術をしっかりと生かせるチームだと、チーム力が高まりますよね。
結局、そのチームを作るのは一人ひとりの力なんですよね。個人のレベル次第なんです。
一人ひとりが、自分の感情や周りの感情に流されず、しっかりと自分の意見を持って、支援のレベルを認識し、周りの意見を受け入れられるようになることが何より大事なことか。
それと同時に、人間関係に悩まされずに、長く安定して働けることもめっちゃ大事なところです。これも変化のため、前進するための要素になるんですよ。
こんな視点を持ちながら、「支援力」「チーム力」「セルフマネジメント力」の3つはお互いに影響し合っていて、これを同時に強化していける施設が、より良い支援ができるようになるし、結果的に支援の質が高い施設、と評価されるわけです。
じゃあ、これらをどうやって実現していくかっていうと、まずはどこから始めればいいのか。
もし誰かが支援力が足りなくても、チーム力でカバーできます。そんなチームって、精神的に落ち込む支援者が少なくなるんです。
もちろん、自分のセルフマネジメント力がちょっと弱いなって感じるなら、少しずつぶれない自分を手に入れていけば、チーム作りにもスムーズに参加できるようになりますしね。
今の自分は、理想の姿からは遠いかもしれません。でも、少しでも変わろうとする気持ちを持てているなら、支援力、チーム力、セルフマネジメント力は、確実に身に付けていけます。
要するに、すべては自分次第だし、やるかやらないか、それ以前に覚悟の問題なんです。
自分が変わらないのは、周りのせいではなくて、周りの中で自分ができることをして、自分の強みを活かし、今の自分を知ることが大事なんです。
もし変わりたいと思うなら、まずは小さな目標を立てて、1段階ステージを上げることから始めてみてください。
その一番簡単に手に入れられる目標って、ぶれない自分を作ることなんです。
実は、最後に重要なのは支援力なんですよ。
でも、ぶれない自分を持っている人たちが集まるチームになれば、自然と支援力も高まっていきます。
だから、チームのみんなに声をかけて、一緒に変わることを宣言して、仲間を作りませんか?
みんなで変わろうとする仲間を作ることで、自分もぶれない自分を手に入れやすくなりますし、その結果、チーム力もアップしますよ。
「支援力」「チーム力」「セルフマネジメント力」を意識しながら、子どもたち親御さん方に喜ばれるような、素敵な事業所が1つでも増えますように★
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