こんにちは!
ASTEP管理人(代表)の水口です。
今は新しくできた事業所『ASTEP LABO』の管理者をメインでやっていて、毎日、新しいお子さんたちを迎え入れて、とても刺激的な日々を過ごしています◎
新しい事業所なので、LABOの児発管は個別支援計画の作成にとても忙しくしていました。
個別支援計画を作るにあたって、児発管にOJTを行って、みんなの力を合わせて、無事に全保護者の方に計画をお届けできたところです。
そこで今回は、みなさんにもASTEPが大切にしているポイントを知ってもらって、少しでもお子さんの支援に役立ててもらえたらうれしいなと思って情報発信していきます♬
『個』を大切にした支援計画のポイント
個別支援計画を作るときに、いちばん大事にしているのは、そのお子さん(親御さん)のニーズです。
そもそも、お子さんにお困りがなければ、施設を利用しなかったわけですよね?
僕たちは好きな場所で好きな仕事や活動をしますけど、障がいのある方の多くは、支援者がいる場所に行って、集団で支援を受けるのが今の福祉の現状なんです。
でも、その施設を利用する子たちは、みんな同じ人生じゃなくて、それぞれ違う人生を歩んでいきます。
例えば、僕の小学校の同級生が、同じ中学校に行って、高校に行って、同じ会社の同じ部署で働くことってまぁまずないですよね?
それに比べて、障がいのある方の中には、同じ療育センターに通って、同じ学校に行き、同じ施設で何十年も一緒に過ごす方もいるんですよね。
あなたなら、そんな生活を望みますか?きっと望まないと思います。
だから、それ自体がちょっとおかしなことなんです。
施設の中には、仲が悪い人同士がいることもあります。それでも、ほかの施設に移るわけでもなく、我慢しなきゃいけないこともあります。
施設での生活は、基本的に集団生活が基本で、私たち支援者は、その集団の中で「個人」に目を向けて支援することが求められています。
もしあなたが利用者だったら、やっぱり「個」を大事にしてほしいですよね?
だから、自分だったらどうかな?って想像してみるとわかりやすいと思います。
このあたりが、個別支援計画の原点だと思ってもらえればいいかなと思います。
なので、個別支援計画は、「個」に焦点を当てて、どこでどう支援するかが大事だと思ってます。
集団生活なのは間違いないけど、その集団はサービスをやりやすくするために設定せざるを得ないんです。
その中で、「個」を大切にした支援ができるようになってきているんですよね。
そう考えると、個別支援計画で大切なのは、その子の人生に寄り添って支援計画を立てることなんです。これは、さっき話した通りです。
そして、人生を集団の活動に無理に当てはめないってことも大事です。
よくある間違いは、支援者が本人をただ活動に当てはめて計画を立ててしまうこと。
活動を幅広く見て、その人の人生に役立つ部分をうまく取り入れられる支援者もいれば、そうじゃない支援者もいます。
そういう人は、「この活動だから、こういう計画にしよう」って決めちゃいがちなんです。
見た目は似てるけど、実は全然違うんですよね。
あとは、支援者ができる範囲のことをするっていうのも大事ですね。
えっ?と思うかもしれませんが、支援者ができることじゃないと意味がないんですよ。
計画を立てたら、支援者がしっかり支援できる内容じゃなきゃダメなんです。
ただ、法制度にがんじがらめになる必要はないと思っています。
これを読んでいる方がどう思うかはわかりませんが、私は法制度って「ここまでしかやっちゃダメ」じゃなくて、「最低ここまではやってね」っていうイメージ。
だから支援計画は、その人の人生を進めるためにとっても大事なもので、福祉施設は「最低限これだけはやりますよ」っていう土台を作って、あとは独自の支援を考えていくって感じかなと思っています。
たとえば…
洗濯のやり方を教えなくてもいいけど、教えてもいいんですよね。
それは支援者ができる範囲のことをやるっていうのがポイントなんです。
そして、支援者が疲れ果てるような支援はおかしいと思います。
最後に、個別支援計画は「達成するためのもの」なんです。
達成しない目標を毎年掲げて、できなかったからって同じことを繰り返す事業所もありますけど、目標は達成できるものをその年ごとに掲げるべきです。
もちろん、同じ目標でも少しずつレベルアップしていくのは全然OKです。
でも、達成する気がない目標は明らかにおかしいですよね。
まだまだ個別支援計画について話したいことはありますが…
よりよい人生を作るための計画なので、「個」を大切にして、支援者ができる範囲の計画にしましょうね!
親御さんもそんな視点で、お子さんの支援計画を見てみてはどうでしょうか★
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