電話をかけては断ら続けてる保護者、住まいは大阪(うちは京都)それだけで悲痛を感じた
「うちではできません、他当たってください」という対応をされたんだろうと
電話口で断ったり、うちのサービスじゃないからと放棄したり
できない理由をつらつらと並べるな、もっとできることを考えようよ
— ASTEP@放デイのぼやき (@ASTEP1290957) September 7, 2024
障がいのある方やその家族からの相談を受ける際、断らない姿勢が支援のスタート地点です。
ASTEPに電話をかけてくる方は、何かしらの形で困りを抱えている人、そんな人が電話で助けを求めてきたとき「それはうちでは対応できません」と突き放してしまうと、その人は次の一歩を踏み出せなくなり、支援の輪から外れてしまうかもしれません。
まずは「お話をお聞かせください」と受け入れ、一度会って話を聞く提案をすることがある意味、使命なのではないでしょうか?
たとえ、その相談内容が事業所で対応できないものだったとしても、適切な支援先を紹介することで、相手の不安や困りごとを少しでも解決に近づけることができたりしますから。
目次
SOSを出す勇気に寄り添う
困っている方が、見知らぬ事業所に電話をかけるのは相当な勇気や覚悟をもって連絡をしてこられている場合があります。ですので、その電話を断ることで、支援の輪から完全に外れてしまう危険性があることを忘れてはいけません。
SOSを発した人が、適切なサービスにたどり着けず、最初に電話をかけた事業所の反応次第で、それ以上の相談ができなくなってしまうケースだってあります。
そして、その先の結果として、虐待や自殺、犯罪などの深刻な問題に発展してしまうことも考えられます。こうした出来事は、支援者や福祉サービスを提供する私たちにとって、重く受け止めるべき現実なんです。
相談を断る前に考えたいこと
電話の向こうの声に対して「うちでは無理です」と断っていませんか?または「これはうちのサービス範囲ではない」と問題を投げてしまっていませんか?
実際のところ、事業所ができることはもっとあるかもしれません。
相談してきた相手は、どこで何を解決できるのかもわからない中、何となく電話しやすそうだからという理由であなたの事業所に連絡をしているのかもしれません。
事が起きてから「もっとできたことがあったのでは」と悔やむのは簡単です。しかし、その前に、相談が来た段階でできることを考える姿勢を持ちたいところですね。
おせっかいになる覚悟を
「うちがやらなくても大丈夫」という過信は避けるべきです。まずは相手の話を聞くことが支援の第一歩です。話を聞くだけで、他のサービスに繋がなくても、問題が解決することも少なくありませんからね。
なぜ、その人はあなたの事業所に相談してきたのでしょうか?その勇気と信頼に感謝し、相談者を温かく受け止める心を持つことが大切です。
さいごに
支援者として、まずは相談を断らず「もっとお話を聞かせてください」という姿勢で向き合うことが大切です。
SOSを簡単に発することができない相手の気持ちに寄り添い、共に解決策を考えることが支援者としての役割です。
「よくお電話をくださいましたね!」というねぎらいの言葉から、支援の第一歩を踏み出せる支援者、事業所が増えることを願っています◎
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